あなたは医療関係者ですか?

ここからのコンテンツは、日本ゴア合同会社の製品に関する情報を、医療関係者の方にご提供することを目的として作成されています。一般の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
いいえ(日本ゴアの企業サイトへ)

このウェブサイトには、日本に住んでいない人向けの地域版があります。

どちらをご希望ですか?
地域のウェブサイトに移動

ご質問などがございましたら、お問い合わせページをご覧ください。

腹部大動脈疾患

腹部大動脈瘤・総腸骨動脈瘤とは、腹部大動脈と総腸骨動脈がふくらみ、動脈瘤と呼ばれるこぶ(瘤)ができる疾患です。動脈瘤がふくらむことによって、ちょうど風船のように、血管の壁がうすくなり、破裂してしまうことがあります。動脈瘤は腹部大動脈・総腸骨動脈以外にも、動脈であれば部位を問わず発生する可能性があります。 

Thumbnail

腹部大動脈瘤・総腸骨動脈瘤の症状

腹部大動脈瘤・総腸骨動脈瘤は症状がないことがほとんどですが、まれにお腹の中央から上部、背中の下部、胸などに痛みの症状が現れることがあり、痛みの症状は強く現れる場合もあります。また、お腹に動脈瘤の拍動を感じる方もいます。 

腹部大動脈瘤・総腸骨動脈瘤の治療方法

腹部大動脈瘤・総腸骨動脈瘤の主な治療法としては、「血管内治療」と「開腹手術」があります。患者様の年齢、症状などによって治療方法を決定します。

 

■ 血管内治療 

鼠径部からカテーテルを入れ、ステントグラフトを動脈瘤のある場所に留置し、動脈瘤への血流を遮断する方法で、ステントグラフト内挿術(Endovascular aortic repair:EVAR)とも呼ばれます。 

血管内治療では体への負担が比較的少なく、通常は術後1週間以内に退院可能となります。また、患者様の状態によっては局所麻酔で治療をおこなうことも可能ですが、治療後には合併症や血管内に留置したステントグラフトの様子を確認するため、定期的な検診が必要になります。

Thumbnail

■ 開腹手術

腹部または側腹部を切開し、動脈瘤を切除して患部の血管を人工血管に置き換える、瘤切除・人工血管置換術と呼ばれる手術方法です。主として全身麻酔下でおこなわれ、手術は3–4時間程度になります。通常一晩は集中治療室に入り、その後は1–2週間程度入院します。 

治療や全身状態にもよりますが、開腹手術の場合は、体力が術前のレベルまで回復するのに約3か月ほどを要する場合もあります。 

血管内治療と開腹手術の主な違いは下記をご確認下さい。 

Thumbnail

 

■ 血管内治療と開腹手術の主な違い

Thumbnail

※ 一般的な指標です。患者様の全身の健康状態や手術の形態によっては異なる場合があります。

内腸骨動脈を塞ぐ場合の血管内治療

総腸骨動脈瘤に対して血管内治療を行う場合、動脈瘤の発生部位や血管の長さや形状によっては、骨盤や内臓、陰部に血液を運んでいる内腸骨動脈を塞ぐ場合があります。内腸骨動脈を塞ぐかどうかは、血管の太さや長さなど、動脈瘤の状態によって選択がなされます。内腸骨動脈を塞ぐ際には、主に「コイル」と呼ばれるらせん状の医療機器などを使用します。カテーテルを使って血管内にコイルを複数本置くことによって、血管を塞ぎます。 

Thumbnail

■ 内腸骨動脈の温存について 

腸骨動脈分岐型ステントグラフトを用いた血管内治療により、内腸骨動脈を塞がずに温存して治療することができる可能性があります。患者様の血管の太さ、長さなど一定の条件がそろっている必要がありますので、全ての病変に適応できるわけではありませんが、内腸骨動脈の虚血による歩行障害(臀筋跛行)や性機能障害(勃起不全)などの血管内治療の合併症を防げる可能性があります 。

 

監修:東京大学医学部附属病院 血管外科 保科 克行 先生

編集:東京大学医学部附属病院 血管外科 高山 利夫 先生

関連製品

ゴアは、イノベーションの文化を基盤とした医療ソリューションを通じて、患者様のQOL向上を追求しています。ゴアのメディカル製品に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームをご利用ください。
22651629-JA SEPTEMBER 2022